shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20211215:「給付金」がもらえません。

 こんにちは。白野狐です。あたらしい政権になってはやひと月ぐらいでしょうか。めでたくワクチンの2回目の接種も終わってほっと一息、誠にありがたいことです。「日本だけ」コロナの感染者数もかなり減っているとのことですが、ホントはどうなんでしょう。怪しげな「ファクターX」なんて探し求めるよりも、きちんと感染者数を数えなおす対応のほうが、すっと腑に落ちます。また、官公庁のデータ改ざんも明るみに出たことですし。すくなくとも「コロナが落ち着いた」と浮かれて街にくり出すようなマネは避けたいものです。外出を控えて、手洗いうがいを欠かさない従来の生活スタイルの維持をこころがけましょう。

 

 さて、今回のテーマは「給付金」です。「現金」か「クーポン」かとか、家庭の所得制限を設けるとか設けないとか、いろいろもめているようですが、どのみち、我が家はその恩恵にはありつけないようです。残念ですが、致し方ありません。選挙に当選した、すなわち「多くの人」が「これが良い」と思った結果ですから、文句を言ったりすると「協調性がない」なんて怒られ方をしてしまいます。思えば生まれてから何度「協調性がない」と怒られてきたことか。というわけで、今回の一文も部外者の感想と受け取ってください。

 

 「給付金」ですが、大多数の人は「現金」で受け取りたいようです。私も、もらえるならば「クーポン」より「現金」のほうがありがたいですから、選べるならば「現金」を選びます。なぜ、行政府が「クーポン」にしたがるのかというと、「現金」を渡すと貯蓄にまわって消費が喚起されない、との理屈のようです。「あぶく銭らしくぱーっと使え」ということのようです。もちろん、私ども庶民にとって十万円は大金ですから「あぶく銭」といった解釈は致しません。大切に使うことになります。まずは盗難にあわないように銀行に預けることでしょう。「それがいかん」というのが行政府の見解のようですが。

 

 ここからが疑問です。前にもどこかで同じことを書いたと思いますが、「なぜ、貯蓄にまわってはいけない」のでしょうか。本来であれば、このようにして銀行に集められたお金は、銀行が「正しく消費する」、つまり「将来有望な事業に投資する」はずで、その結果得られた利益を預けた人々に金利の形で還元する、となるはずですが、この解釈はどこか間違っているのでしょうか。知っているひとがいたら教えてほしいものです。

 

今年もまもなく終わります。来年こそ、この世界で生きる皆様にとって良い一年となりますように。

 

BGM:ブラームス交響曲第3番

   ハンス・クナッパーツブッシュ:指揮

   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団