shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20220425:「サイレントテロ」??

こんにちは。白野狐です。季節はすっかり春めいて日光が心地よい昨今です。とまあいつもとは違う雰囲気で明るく始めたいところですが、コロナも戦争も終わらない、追い討ちのように物価が上がって私ども庶民の生活は苦しくなる一方です。物価上昇は円安が原因と聞いております。日本円の価値が下がって外国から同じものを同じ分量買うにしても日本円を余計に支払わなければならない、ということのようです。

 

それなら、円安をとめればいいじゃん。ということでそのためには「金利」を上げればいいそうです。つまり金利が高い通貨を持っていれば、その分利子が多くもらえるのでみんながその通貨を買って価値があがるということらしいです。「金利」は「決めごと」ですからそう決めればいいだけです。

 

残念ながら、日本では「金利」は上げられないらしいです。日本政府自体が大変な借金を背負っているので「金利」を上げてしまうと返済が大変とのことで、「ご利用は計画的に」なんて消費者金融の宣伝の決まり文句がこれほどぴったりな例も珍しいですが、ありがたくありません。

 

さて、本題です。このブログでは前に何度か「勤倹貯蓄のすすめ」のようなことを書きました。政府と違って私ども庶民は自分で金利を設定できませんから借金などもってのほかですが、物価上昇が激しい昨今では「勤倹貯蓄」はさらに重要なので念押しのつもりが今回の一文です。

 

家や車や子供といった「お金のかかること」には一切手を出さず、質素な暮らしをして貯金しましょう、前回のブログでも書きましたが、すこしは「寄付」をして人類の存続の手助けをしましょう、というのが(私の考える)「勤倹貯蓄」です。とはいえ、このように生活が苦しいと、「寄付」は別としても否応なしに「勤倹貯蓄」に励まざるを得ない人々が大勢おられるのではないしょうか。

 

ところが、です。このような「勤倹貯蓄」を「サイレントテロ」と呼ぶ呼び方があると知ってびっくり。というのが今回のトピックといいますか、そういうことがありました。「サイレントテロ」でgoogleとかで検索して調べてみると、確かに「勤倹貯蓄」と「サイレントテロ」の外見上の行動様式はほとんど同じですが、心の持ちようが全然違います。私ども庶民が乏しいリソースを何とか遣り繰りして生活を維持しているだけで、それを「テロ」といわれても納得いきません。以前、仕事上のつきあいのあった人から批判のメールがきたときに「ご指摘ありがとうございます。」みたいなお礼を返信したら「いやみ」と「びっくりするような解釈」をされて、「その解釈」にも「その解釈をする人」にも「びっくり」した経験がありますが、今回もこれと同じ「びっくり」です。

 

このようなことにもめげずに皆で力を合わせて生きていきましよう。この世界に住むすべての人々に祝福ありますように。

 

BGM:バッハ無伴奏チェロ組曲第1番

   パブロ・カザルス:チェロ