shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20210308:自転車について

こんにちは。白野狐です。東京都と三県の緊急事態宣言が延長されるとのことで、その是非につきましては、「実態」を知らされない私ども庶民では判断はつきません。延長されてもされなくても、外食・旅行にほぼ関係ない立場としては、暮らしぶりにそれほど違いはありませんから、特に意見はありません。ただ、「実態」を知らせてくださいな、というのは私ども庶民のささやかな願いです。

 

さて、外食・旅行に関係がなくとも、普通に生活していれば外出しなくてはならない場面はいくつもあります。通勤通学や買い物などなど。お金のかかる自動車に縁のない私ども庶民の場合、これら外出の行程にはほぼ必ず「徒歩による移動」すなわち「歩行者となる時間」が発生します。このときに歩行者にとって最も恐ろしい存在が「自転車」です。今回は「自転車」について思うところをおひとつ。

 

歩行者は歩道を「歩き」ますが、自転車は歩道を「走り」ます。ですから、事故の形態としては、ほぼほぼ「自転車が歩行者に衝突する」ことになります。これが怖い。「歩行者」にとっては「自転車」からの一方的な「攻撃」にほかなりません。

 

もちろん、自転車が「歩道」ではなく「車道」を走ってくれれば、この問題はあっさり解決します。なぜそうしないのか?という問題の答えが、「自分たち(自転車)が自動車に轢かれるよりも、自分たち(自転車)が歩行者を轢くほうが望ましい」という、歩行者の立場から見れば全く許容できない選好の結果であるとしか受け取れない、ということがあって、このことが私ども歩行者の大きなストレスの原因となっております。「自分本位がすぎるだろ」というわけです。これでさらに後ろからリンを鳴らされて追い立てられたりしますと、いけないこととはわかっていますが、蹴とばしてやろうかと思います。

 

さきに書いたように、歩道でも自転車は走ります。速度を落としてくれません。これは自転車の原理的な問題ですから、そのままでは改善されません。

 

「自転車が走る」ということは、「自転車が前に向かって転がり続けている」ということだそうです。「前に向かって転びながら同時に他の方向に転ぶことはできない」という物理学の法則(?)によって、自転車が走っている間は右や左に転ぶことはありません。これが、走ることをやめてしまうと、右や左に転ぶヒマができて、右や左に転んでしまう、これが、歩道で自転車が速度を落としてくれない理由で、つまり「自分が転びたくない」という、やはり歩行者としては許容しがたいことではあります。

 

歩行者として不満だけでは、おそらく事態は改善しませんから、何かアイデアを出しましょう。本来であれば「自転車は車道を走れ」だけですが、達成の見込みがどうもなさそうです。自転車がゆっくり移動し、かつ転ばない工夫をすればよい、ということであれば、「歩道を走る自転車のギアを非常に重たくして速度が出ないようにし、かつ転ばないように補助輪の装着を義務付ける」というのはいかがでしょう。これにより、歩行者は安心して歩道を歩行できて、自転車に乗る人も、歩行者をケガさせる可能性をかなり減らすことができる、と良いことずくめであります。

 

「安全な生活」は私を含めて万人の願いであると考えております。異存のある人はおそらくいないと思いますが、今回の指摘が少しでも皆様の安全に寄与できれば私としてもうれしいです。

 

この世界の安全を願う皆様に、少しでも幸せが訪れますように。

 

BGM:タルティーニ悪魔のトリル

   ヘンリク・シェリング:ヴァイオリン

   チャールズ・ライナー:ピアノ