shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20230130:居眠りをなくす方法

 こんにちは、白野狐です。年もあらたまってようやく落ち着いてきた昨今ですが、あまり良いきざしは見えません。コロナは収まりませんし、戦争も終わらない。世間では増税のはなしばかりで暮らし向きがよくなるとも思えません。どうも、私ども庶民は行政府からは「徴税の対象」としか思われていないようで心配になります。このようなことにもめげず生きていきましょう。世界に生きる皆様に祝福ありますように。

 

 さて、今回のお題は「居眠りをなくす方法」です。会議の場などで自分に関係のない話題のときについつい居眠りしてしまうことは、よく経験するところです。それは致し方ないことですし、「議事の進行を妨げない」という意味合いではそれなりに意義のあることかもしれません。

 

 ただし、世間には、そのようなことが許容されるべきでない方々がおられます。「国会議員の先生」などです。「議員の先生」の議題は国や県や市の施政にかかわることですから、「議員の先生」とて国民、県民、市民である以上、「自分に関係のない話題」は論理的に存在しえません。つまり、「居眠り」などしていけない理由はここにあります。ところが、実際には「居眠り」をする「議員の先生」は実在して、新聞やテレビやインターネットによく写真がアップされているのはよく目にするところです。

 

 これは、うっかりこのような「先生」を選んでしまった選挙民の皆様も気まずい思いをいたしますし、なによりも、「この議題は重要でない」ことのアナウンスととられますからよろしいことではありません。

 

 というわけで、このような「居眠り」をほぼ確実に一掃する方法を提案するのが今回の一文です。費用はほとんどかかりません。廃品業者へのひきとり手数料だけです。

 

「議場からすべての椅子を撤去する」

 

 いかがでしょうか、会議はすべて立ったまま行うのです。これには「居眠り防止」以外にもメリットがいくつかあって、「立ったまま会議をすると時間が長引かない」あるいは「長時間の会議に耐えられるように、参加者の若返りが期待できる」などということが考えられます。これが実現するかどうかは、当事者の問題意識のありかによって決まりますから、あまり期待はしていませんが、とりあえず一国民からの提案として一文にした次第です。

 

 さて、今回、得意げに自分のアイデアのようにお話ししましたが、元ネタがちゃんとあります。これを実践していた歴史上の人物がいて、ミッドウェイ海戦の立役者レイモンド・スプルーアンス提督です。艦内での会議は全部立ったまま行ったそうです。この提督は、ほかにも旗艦をあえて手狭な巡洋艦にして幕僚の数を減らし、ハルゼイ提督と同規模の艦隊の運用を半分以下の数の幕僚で切り盛りしていたとか、それでいて睡眠時間は絶対確保とか、参謀長からは「怠け者」と評されていたそうですが、「物事の効率化」に非常に意を用いた人物で、見習うところが多いのではないでしょうか。

 

今回は、やや「てんかのいくさ」にふれるところもあるように思います。ただ、スプルーアンス提督のことを少し紹介したくてこの内容となりました。今年がすこしでも良い一年となりますように。

 

BGM:リスト ピアノ協奏曲第1番

      スヴャストラフ・リヒテル:ピアノ

      キリル・コンドラシン:指揮

      ロンドン交響楽団