shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20221216:持ち家それとも賃貸? 「公園廃止」についての感想

こんにちは。白野狐です。今年も終わりに近づいて世間もなにかとあわただしい日々が続いております。コロナやインフルエンザのこともありますので、この世界の皆様には健康にご留意いただいて、すこしでも平穏な来年を迎えられるようにしたいものです。

 

今回のお題は「持ち家それとも賃貸?」という私ども庶民には全く意味のない問いです。「お金がないから賃貸一択」で話は終わりです。なぜ、これをお題にとりあげたかというと、「子供の声がうるさいので公園廃止」というニュースを読んだからです。それについて思うところを記しておきたいと思います。つまりこれから書くことは私の個人的意見なので、そこはご了解いただきたいと思います。

 

といいましても、大したことは考えていません。当地の住民でもない私の感想はただひとつ、「引っ越せばいいじゃん」それだけです。それで苦情の当人は騒音から解放されてハッピー、子供たちは思うさま遊べてハッピー、行政は余計な仕事から解放されてハッピーと、まさに「三方良し」の典型例となるはずです。もっともこの場合はニュースにならないので、このような駄文を記すこともないのですが。

 

さて、今回考えてみたいのは、このような明白な明朗解決の方法があるにも関わらずなぜ、それが選ばれなかったのか、ということです。苦情の当人は大学の先生だった人だそうで、頭の悪い人とは思われません。農家のように土地に縛り付けられる職業ではありませんから、それが「引っ越しできない」理由でもなさそうです。

 

そこで考えられるのが「家を買ってしまった」場合です。大学の先生といえば結構な年収でしょうし、申し訳ありませんが現地、長野県であれば都心よりは家の値段も安いでしょう、ということでこの説もあまり説得力はないのですが、「私が思ったこと」がこのことを前提に「思ったこと」なので、記してゆきたいと思います。

 

さきに記しましたように、私ども庶民は「お金がないから賃貸一択」ですから関係ないのですが、「家を買う人」はどんな人なのでしょう。安田善次郎氏のように「家の価格は総資産の一割以内」という大原則が守れれば、三軒ぐらいまでなら「ハズレ」をつかまされてもどうにかなるのでしょうが、新聞にはさまれる折込ちらしに掲載されるような家は何千万円もします。「一割以内」原則からすると「何億円」の資産が必要ですがそんな人が何人もいるとは思えません。というわけで世間の人はおおむねローンを組んで買っているようです。つまり借金です。返し終わるまで「ハズレ」ても引っ越しできません。

 

私としましては、この「公園廃止」の例に限らず、「家を買う人」のリスクマネジメント感覚に驚きます。日本みたいな災害の多い国で「住居を固定するリスク」は軽視すべきものとは思われません。地震津波のような大規模な自然災害のみならず、火事や今回のような騒音など、「生きている間は何も起こらない」と考えていないとなかなか「住居を固定する」気にはならないと思うのですが。今回の「大学の先生」がほんとに「家を買ってしまって引っ越せない人」ならばびっくり。実際は「家を買った」のかどうかわかりませんが。

 

借り物の住居ならば、このような場合にはさっさと引っ越して即円満(とならない場合もありますが)解決です。「家を買う人」はなにとぞご一考を。

 

来年が良い年になるよう願っております。「今年より悪いことがあるのか」と思うような年でしたから、あるいは希望が見えるかもしれません。この世界に生きる皆様に祝福を。

 

BGM:ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」

   フルトヴェングラー:指揮

   バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団

   エリザベートシュワルツコップ:ソプラノ

   エリザベート・ヘンゲン:アルト

   ハンス・ホップ:テノール

   オットー・エーデルマン:バス