shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20220709:「防衛費」はクラウドファンディングで

こんにちは、白野狐です。一身上の都合によりずいぶんと間が空いてしまいました。残念ながら、前回のブログのときから全然世界は良くなりません。戦争は終わらない、物価上昇は止まらない、おまけにコロナはまた増える、といいことはありません。このような困難にもめげずに懸命に生きる世界の皆様に祝福ありますように。

 

このブログの「決まりごと」である「てんかのいくさ」にはふれないように注意して書きます。

 

さて、今回のお題は「防衛費」です。ウクライナがロシアに攻め込まれているのを見てでしょうか、日本でも防衛費を増やしましょう、という意見がでているようです。おりしも選挙があるということで、物価上昇ともども選挙の争点のひとつとして認識しております。

 

ただ、よくわからないのは、「増額分」をなにに使うのかで、「防衛費を増やせ」という人はいますがどうするのでしょう。アメリカから兵器を買うのか、なにか自前で「新兵器」を開発するのか、外国から兵隊さんを募集するのか、有事に備えて食糧の備蓄を増やすのかよくわかりません。これでは賛成も反対もしようがない、というのが私ども庶民の「あたりまえの感想」ではないでしょうか。つまり選挙の争点にするのはもともと無理筋かと思います。まして「増額分は国債でまかなう」なんていわれて納得するひとがいるとは思えません。

 

そこで、標題の「防衛費はクラウドファンディングで」というのが今回のおもいつきです。「アメリカから兵器(ここは具体的にF35何機とか欲しいです)を買うので目標金額○○兆円」とか「(具体的に例えば、常温核融合技術を転用した)新兵器の開発実用化のために目標金額××兆円」とか「外人部隊10個師団創設のために目標金額△△兆円」とか「日本人全員のための食糧備蓄カロリーベース自給率3年分のために目標金額□□兆円」とか「使途と目標金額」を明確にして、民間から資金を募ってはいかがでしょう。

 

実際のところ、この方法によるデメリットは思いつきません。「達成できなかったプラン」は、「もともと目標が高すぎなプラン」か「みんなが必要性を認めないプラン」ですから「目標をあらためる」か「集まった金額でどうにかする」か「やめる」しかありません。

 

①自分の金を自分のために使うときには、コストパフォーマンスを考える

②自分の金を他人のために使うときには、コストのみ考える

③他人の金を自分のために使うときには、パフォーマンスのみ考える

④他人の金を他人のために使うときには、コストもパフォーマンスも考えない

 

とはかなり前にも書きましたが、ここでいう①、②が達成できるまことにめでたい方法であります。いかがでしょうか、「防衛費の増額」を主張する方々もこれで「○○億円寄付した」といえれば、真剣さも伝わりますし、防衛のあり方に対する問題意識のありかも伝わりますし、選挙でも有利になることでしょう、とメリットだらけです。

 

さらにメリットをあげれば、「日本人でないひとからも募金できる」ということがあります。イーロン・マスクさんのような大富豪が応じてくれるかもしれません。

 

私ども庶民も「食料の備蓄」ということであれば、2,3回外食を控えてその分を募金することにはやぶさかではありません。「防衛に貢献した」意識をもつこともできますし。

 

唯一、あるかもしれない反論は「お金を出さないひとがタダ乗り」ということですが、これには、少年ジャンプとかでよくある「弱者を守るのが強者のつとめ」という言葉をおかえしするしかありません。「それはマンガの世界だけだろ」というひとには無効ですが。

 

「世界の平和」は私ども庶民の共通のねがいです。すこしでも貢献できるといいですね。

 

BGM:ブルックナー交響曲第8番

   ハンス・クナッパーツブッシュ:指揮

   ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団