shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20210111:コロナウィルスについて思うこと(その2)

少し遅れましたが、あけましておめでとうございます。白野狐です。今年もよろしく、は定型句ですが、去年はとても「よろしく」とはいえない一年でした。コロナウィルスに振り回された一年でありまして、これは皆様と一緒と思います。というわけで、新年のご挨拶にはふさわしくありませんが「おつかれさまでした」といったほうが適切かと。

 

とはいえ、コロナウィルスですが、まったく収まる気配がありません。感染者数は、日に日に増加傾向で、だれも「流行にのりおくれまい」とはしていないはずですが、増え続けています。

 

私ども庶民としましては、従来どおりの対策を個別に続けるしかありません。うがい・手洗いといった日常の動作を欠かさないことと、食事、睡眠と適度な運動をきっちりとるしかできることはありません。皆様も同様と思います。

 

この状況下で、行政府の偉いひとから、「国民の皆様のご協力をお願いします」といわれると、ムッとするのは私だけでしょうか、宿題をしている最中に親から「宿題をちゃんとやりなさい」といわれたような。

 

親は宿題を手伝う義務はありませんが、行政府は疫病対策をする義務があるでしょう。ところが、これがどうもうまくいっていない。つまり感染者が増加つづけている、という現象となってそれがあらわれている、ということのようです。「てんかのいくさ」については触れない、というのがこのブログのお約束ですので、個々の政策についてとやかく言うことは控えます。今回、いいたいことは別にありますので。

 

行政府の政策については、「後手後手」、「場当たり的」、「効果が疑問」等々さんざんないわれようで、この状況下では無理もありませんが、これらの評価の詳細についてはニュース、ほかの人のブログ、SNSなどに譲りますのでそちらをご確認ください。

 

総じていえることは「リスクマネジメント能力が足りていない」ということでしょう。「リスクマネジメント」は行政府の最大の業務、といいいますか唯一の業務だと私も思いますので、庶民のひとりとして私も心配しております。税金をまじめに払っているので相応の成果は上げてほしいところです。

 

ここからが、今回いいたいことです。とりあえず、「リスクマネジメント能力の欠如」が明らかになりました。これはこれで改善を期待したいところですが、それとは別に「憲法第九条」があってホントによかった、というのが正直な感想です。この「リスクマネジメント能力」でホントに戦争やられたらどんな作戦指導をされることやら。「リスクマネジメント能力」には「適切な戦略目標を設定する能力」がまず第一ですが、これが心許ない状況下では、「とりあえず戦争を開始」したりしかねません。先の大戦がまさにそれですので、心配を込めて今回一文とした次第です。

 

今回、コロナウィルスから教訓を引き出すとすれば、この「リスクマネジメント能力の欠如」が明らかになったことでしょう。反省もなく教訓も生かされないとすれば亡くなられた方々が気の毒すぎます。「憲法改正論議ができるほど私たちは賢くない」ということの再認識が必要と思います。

 

コロナウィルスの蔓延については先が見えません。変異種まででてきたとか。つらいことの多い人生ですが、皆で助け合ってのりきってゆければ、と思います。皆様に祝福ありますように。

 

BGM:ヴェルディ レクイエム

   トゥリオ・セラフィン:指揮

   ローマオペラハウス