shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20201127:Gotoキャンペーンについての雑感

こんにちは、白野狐です。これからの寒い冬、コロナだけでなくほかの病気にも注意して乗り切ってゆきましょう。皆様の幸運をお祈りしております。

 

今回のお題は「Gotoキャンペーン」です。旅行や外食にお金を使うときに割引してもらえる、という内容と理解しております。それ以上のことはわかりません。

 

「それ以上のことはわかりません」のは、関係がないからです。実際のところ、「旅行や外食の関連業界で働いている人」以外の人で、これに関心があるのは「旅行や外食に行こうとしている人」がほとんどでしょう。そして「旅行や外食に行こうとしている人」は「お金と時間が余っている人」とほぼ同義ですから、私どものような庶民とは関係がありません。

 

さて「関係がない」のに「お題」にとりあげるのもヘンテコですが、これも新聞テレビのニュースのおかげです。つまり、これだけコロナ肺炎が蔓延しているときに旅行や外食を推奨する行為はいかがなものか、という指摘があって、疫病の蔓延は、私ども庶民もとりあえず生きてゆかなくてはなりませんから無関心ではいられない。ということです。通勤通学や日常の買い物など、ほかの人が集まる場所に行かなくてはならない場面が日常生活にはいくつもあって、それらはできるだけ安全に達成したい、というのが私も含めて庶民のささやかな願いです。この願いに異論はないと思います。

 

Gotoキャンペーンがコロナウィルスの拡散にどれほど寄与しているのかは、私にはわかりません。常識的に「人が移動すればそれだけリスクは高まるんだろうな」という推論はできますが、証拠は示せません。

 

政府によれば「Gotoキャンペーンによるコロナ拡散の証拠はない」とのことで、「推定無罪」の使い方を間違っているような気もしますがとりあえず「続行」とのことです。一方、地方自治体の方からは「やめてくださいな」の意見が多いようです。

 

このお話で不思議なのは、「Gotoキャンペーンを利用する人」です。要するに、Gotoキャンペーンを利用して(しなくても)旅行や外食にいけば、コロナウィルスをまき散らしたり、もらってきたりするかどうかは誰にもわからないけれども、「充分にありそうなこと」なわけで、これの「ある・ない」をめぐって不毛な水掛け論が続いているというのが問題の本質に見えますが、それであればなぜ「Gotoキャンペーンを利用する」のかしらん、というのが関係ない私ども庶民の疑問です。

 

疑問というのは、これは典型的な「瓜田李下」の問題に見えるからです。「他人から疑いをかけられるような行動は慎みましょう」という「あたりまえの心がけ」です。Gotoキャンペーンの性質上、「生活の必要に迫られてやむなく利用せざるを得ない人」がそんなにたくさんいるとは思えません。先に書いたように「お金と時間が余っている人」がほとんどでしょう。「政府の勧めにしたがって」という言い分もあることでしょうが、ここはひとつ、利用する前に今一度「瓜田李下というあたりまえの心がけ」に思いをいたしていただきたい、というのが私ども庶民のささやかな願いです。

 

なにかと不自由なこの世界ですが、皆様の幸福とご健勝をお祈り申し上げます。

 

BGM:ドビュッシー夜想曲第3曲シレーヌ

   バレンボイム:指揮

   パリ管弦楽団

   パリ管弦楽団合唱団