shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20200927:携帯電話料金が下がります(??)

こんにちは。白野狐です。コロナ肺炎の先行きもさっぱり見えません。「発展的解消」なんてなってくれればありがたいのですが。

 

今回のお題は書こうかどうか随分迷ったのですが、覚え書き程度に残しておきます。「てんかのいくさ」に触れないように言葉を選びながら書きますので、もやもやはあると思います。

 

「携帯電話料金の値下げ」のお話です。先に書いたとおり普段携帯電話の電源を切っている私のような人間にはあまり関係ありませんが、それでも値下げはありがたいことです。ただし、現象としてはありがたいことですが、というのが今回のお話です。

 

なぜ、値下げを政府が主導するのか、ということは個人的には不思議に見えます。「高すぎるから」ということらしいですが、それでしたら「高すぎる」ものは他にいっぱいあって、「住宅」とか「自家用車」とか、とても庶民には手が出ません。こちらを「最大四割値下げ」していただいた方がありがたいです。といいますか、購入価額を十分の一程度まで下げていただきませんと手が出ません。普通の家が「何千万円」なんて普通に無理でしょう、「何百万円」ならどうにか検討の余地がある、といったところです。

 

もちろん、このような願いが叶うとは考えておりません。私が「不思議」なのは別なことです。「ものの値段を政府が決めるということが本当にできるのかしらん」ということです。これが可能なら寛政の改革天保の改革も失敗しなかったでしょう。松平定信公や水野忠邦公がとりわけ無能だったとは思えません。

 

普通に考えれば、「携帯電話料金を含め物価を下げる」よりは「生活に支障ない水準まで所得水準を上げる」ことの方が政府の努力目標としては適切でしょう。ことに今回の総理大臣は「自助」など努力を重んずる方と報道などで聞いております。

 

「努力」はもちろん「する・しない」は重要ですが、それ以上に重要なのが「努力の方向」だと私は考えております。これに対する異論は、私の貧弱な想像力では考えつかないので、これが仮に正しいとすると、「努力の有無は重んずるが、努力の方向性については、あまり気にしない」という立ち位置は、これを政府とか偉い人に示されると私ども庶民としては困ったことになりそうで、「不思議」と控えめに書きましたが。正直「心配」です。

 

このような状況下では、私ども庶民が自分で「正しい努力の方向」を考えなくてはなりません。消費税が下がる見込みもなく、政府が「高すぎる物価」を抑制する政策をとるのですから、「正しい努力の方向」はおそらく「勤倹貯蓄」でしょう。前回も同じことを書きました。見通しが概ねあっていたので、期末試験で及第点をとった気分です。そこで今回、一文とすることにしました。

 

今回の主張は概ね以上です。その他にも「携帯電話料金の値下げ」には心配なことがあって、各社はどこにコストカットの重点を置くのでしょう。「つながりにくくなった」とかすぐわかることでは怒られてしまいますから、「セキュリティ」とか「すぐにはわからないけれども最も重要なところ」でコストカットしそうで心配になります。強制的な値下げのように「無理やり押し付けられた仕事」にインセンティブが働かないことはよくあることですので、備忘のために一応記しておく次第です。

 

この一文が、私ども庶民が、そこそこ満足な水準で生きてゆくための「正しい努力の方向」を考える一助となれば幸いです。皆様のご健勝をお祈りいたします。

 

BGM:シューマン交響曲第4番

  クナッパーツブッシュ:指揮

  ウィーン・フィルハーモニー交響楽団