shiroyakoの日記

思いついたことを徒然に

20181029:「消費税」について

こんばんは、白野狐です。

今回のお題は「消費税」です。来年10月には10%に上がるとのことで、生活するひとにとって愉快な話ではありません。ここで、愚痴っても致し方ないので、ちょっとした考察を一文。「てんかのいくさ」には極力ふれないつもりです。ご安心を。

 

消費税はモノを買ったり、サービスを買ったりすると、税金を自動的にとられる仕組みです。政権がこれを採用するということは、「消費は悪である。」という考え方を皆さんに発信していると考えるのが無理がありません。今回、言いたいことは、この「消費は悪」そして「生産は善」ということについて、日本のシステムを決める方々がほぼ熱狂的ともいえる信仰を抱いておられるのでは?ということです。こう思うのはわたしだけですか。

 

「消費は悪、生産は善」という考え方のどこが悪いのかは、わたしにはわかりません。経済学を専門にしておられる方々でしたら、「需要供給のバランス」といったことから説明できるのかもしれませんが、このことは現在問題にもされていないので、だれも説明してくれません。ここでは、日本のシステムを決める方々がそのような信仰を抱いておられるので、同じ信仰を持ったひとのほうが暮らしやすいのではないでしょうか。という、あまり前向きでない意見です。反論されそう。

 

このような目でみれば、「消費税を増税しない」のではなく「消費税を増税して、景気対策をする」ことも理解できますし、「外国人在留資格拡大」も生産性向上のためには労働者が、特に日本人である必要がないと考えておられるのでは、と思われます。障がい者雇用の水増しにしても、官公庁の生産性の担保という観点から、当事者にしてみれば「正しいこと」だったのではないでしょうか。まさか、障がい者を雇っても健常者と生産性が変わらないのが露見するのがイヤだから、なんて笑っちゃうけど笑えない理由ではない、とは信じておりますが。もっとはっきり「LGBTのひとは生産性がない」なんて書いてしまった政治家の方もおられましたし。

 

べつに、このことについて苦情をのべるつもりはありません。生活が苦しくなることには文句をいいたいですが、それよりも、このような信仰があるのであれば、素直に知らせてくださいということです。信仰を共有できれば勤倹貯蓄に励むこともやぶさかではありません。わたしだけ読み取れてなかったのでしょうか。

 

今回は、愚痴っても致し方ない、といいながら小言のようになってしまいました。文章力のなさを痛感しております。もっと勉強しなくては。

 

BGM:ベートーヴェンチェロソナタ第1番

   ピエール・フルニエ(チェロ)

   ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)